志桜塾 代表

長谷 剛さん

株式会社志桜(しおう)代表取締役志桜塾 代表
長谷 剛

教員から塾長に転職、生徒に生き方を伝える男 長谷 剛

志桜塾(しおうじゅく) 

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松江市北田町の志桜塾に長谷さんを訪ねた。
白いテーブルと椅子が並ぶ、こじんまりとした教室。
20人くらいがはいれるかしら。

長身でイケメン、にこやかな笑顔で迎えてくれた。

長谷 剛さん、昭和47年生まれ益田市の出身。
父親が教師、自然に教員への道を進んだ。
島根大学で小・中・高校の教員免許を取得する。
高校教師の採用試験を受けるもなかなか採用ならず。
5年目に採用決定。

最初に勤務したのは浜田高校、4年間。
その後、松江北高校で8年勤務した。
転機は 2011年3月11日 あの大震災だった。

「昨日という日は今日を保証しない。
今日という日は明日を保証しない。
お金、名誉、財産、もって死ねるものなんて何もない。
自分の命をこれから何に使いたいのか。」

自分の今後の人生、このままでいいのか、本当に向き合いたいことを考えた。

このままの教員人生、あわよくば管理職の道もありそこそこやっていける。
しかし、本当にやりたいことは、生徒・授業に向き合い専念したかった。
翌日、3月12日退職を決意していた。

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長谷 剛さん

長谷さんは、2006年、島根県立高校で初めて松江北高校のホームページを立ち上げた人。
TM21とはその時からのお付き合いです。
島根県ではなかなか独自のホームページは許可が取れなくて、校長先生と一緒に立ち上げてしまった。

順調に運用して、その成果が発揮されたのは2011年のこと。
3月11日といえば、大学受験シーズン。
関東方面にもたくさんの北高生徒が出かけていた。
メールシステムを駆使して生徒の安全確認、メールでつながらない生徒は直接電話、すぐさま全生徒の所在と安全確認が終わり、報告。

その速さに関係者は驚いた。
その後、今では県立高校で学校のホームページは当たり前になったのだ。

2011年3月末退職し、4月1日志桜塾を立ち上げた。

なぜ、「志桜」と名付けたのですか?

和歌にある、「深山の桜」という言葉が好きで。
志をもった人たちが桜のもとに楽しく集って欲しいという意味を込めました。

我武者羅應援団(がむしゃらおおえんだん)

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これ見て、なんだと思います。
私は、単車でブイブイ走る集団かと思いました。

教室の壁に、オレンジ色の細長いタオルにこの文字がプリントしてあり、飾ってあったのです。
本気で応援するグループ名なのです。(後ほど、お見せしますね)

4月1日から準備をして、志桜塾は始まりました。
広告宣伝何もしていない。
すぐさま生徒が集まるはずもなく、すぐさま後悔したという。
北高の教え子を中心に生徒が集まり始め、何とか今年で10年目に入った。

ところで、ここではどんな教科を教えているんですか?

「国語」です。

ええー、国語? ちょっとびっくりしました。
英語も数学も教えていないのです。
長谷さんは、国語と体育以外は覚えればできる教科です。暗記ですよ。
国語は体育に似たスポーツのように教えるんですよ。

なんだかよくわからない。国語の勉強といえば漢字を覚えるぐらいしか?

ゲームをやりましょうと、数字がランダムに書いてあるプリントを渡された。
簡単ですよ、1から順番に探してください。
これが、なかなか難しい。3回やると少しは進むができない。
ちょっとした技術を教えてくれた。法則があった。気づいた!
なるほどね、この法則に気が付くかどうか、気づいたらあとは練習次第ということだ。

心技体という言葉があります。正しい順番はどうですか?

この質問に、このままですと答えた。

これを置き換えましょう。
心(気合と根性) 技(スキル) 体(練習)

まずできる技術スキルを学ぶ、やり方を学んだら練習、最後に心はもっとうまくなりたいと心はついてきます。
気合と根性でやらせてもうまくはなりません。
国語は問題文を可視化することで、できるようになるのです。

なんだか、講義を受けているようだった。結構楽しかった。
全国的にもあまりないだろう国語だけの学習塾、毎年宣伝広告なしで、口コミや兄弟など多くの生徒が入ってくる。
そして、東京大学・京都大学を始めとした難関大や国立大医学部をはじめとして・有名私立大学にも合格者を輩出している。

さて、我武者應援団の話に移りましょう。

ご縁があり、作家の白駒妃登美さんの講演会に参加した。
ここで、我武者應援団に出会った。

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白駒妃登美さんの著書『人生に悩んだら日本史に聞こう』

はじめはどうでもいいか、と思ってみていると、言葉の一つ一つが心に突き刺さっり、いつのまにか号泣していた。
この時から、我武者應援団の公演に行くようになり、志桜塾にも2015年8月武藤団長が訪れ、生徒たち本気応援してもらった。

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長谷さん、センター試験が終わると我武者應援団と長谷さんのメッセージを載せた動画を作成して生徒たちに配っている。

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米子にも2018年12月教室を開き、毎日多くの生徒と向き合っている。

最近は、講演会の依頼が月に1・2回は入ってくる。
全国各地に出向いて講演している。
教師や保護者などの学校関係者が主な対象になっている。

「ありがとう」の気持ち。
当たり前のことが当たり前ではなく、ありがとう。
2011年3月11日あの震災を目にして、感じたことを忘れないように。

ありがとうの気持ちで、日々、生徒と授業に向き合っている。

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松江教室の様子

我武者應援団に興味を持った方はこちらもご覧ください。

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